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フットケアをご存知ですか?|貝塚市 にじいろ訪問看護ステーション

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フットケアをご存知ですか?|貝塚市 にじいろ訪問看護ステーション

フットケア(足浴)をご存知ですか?|貝塚市 にじいろ訪問看護ステーション

フットケア(足浴)とは?

 こんにちは!貝塚市のにじいろ訪問看護ステーションです。3月に入りだんだんと温かくなってきましたね。

突然ですが、みなさま、「フットケア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?フットケアとはその言葉の通り、足をケアすることです。以前はサロン的な意 味で多く使われていましたが,現在は糖尿病の フットケアを始め医療の世界でも多く使われてい ます。フットケアを行うことで皮膚障害の予防や、足病変の早期発見につながります。足浴することで血流が改善され、とても気持ちいいんですよsmiley

足病変の種類はさまざまであり、主なものに下記があります。

陥入爪、巻き爪

陥入爪は爪の切り方、不適切な靴などの生活習慣が原因であることが多く、繰り返し炎症を起こします。足の爪が周囲の皮膚にくい込み、 痛みや炎症を起こし、細菌感染をおこすと爪囲炎となります。くい込んだ部分の爪を切るといったん楽になりますが、爪が再び伸びれば 痛くなり、深爪は徐々に重症化する原因となります。巻き爪は爪の両端が巻き込んだ形になる変形であり、陥入爪と併発することが多いといわれています。

足、爪白癬

足、爪白癬の患者は靴擦れや潰瘍で容易に細菌感染を引き起こします。感染を起こすと治癒まで時間を要することも多いため、内服療法、軟膏療法、生活指導を行い早期治療、予防に努めます。

鶏眼(ウオノメ)、胼胝(タコ)

胼胝(タコ)は足の皮膚の表面(角質)が扁平に硬くなるもので、痛みはあっても軽いものです。鶏眼(ウオノメ)は小型の角質増殖で、 中央にやや透明の芯をもち、強い痛みがあります。ともに異常荷重で起こる刺激から体組織を防御しようと皮膚が硬化する、一種の防御機能です。治療としては、かみそりで削る方法や、スピール膏、外用薬など、さまざま行われていますが、基本的には自己処置ではなく医療機関での処置するのが望ましいでしょう。安易な処置により潰瘍形成、壊疽が起きている場合も少なくありません。 また鶏眼、胼胝の原因である異常荷重への対策も重要であり、何度も再発する方は中敷き(インソール)の作成をお勧め致します。

潰瘍、壊疽

糖尿病や透析患者の潰瘍は血流障害、神経障害などにより正常な傷の治癒機転が働かないため難治性潰瘍を起こしやすく、治療に難渋するケースが多々あります。基礎疾患のコントロール状態によってはわずかな傷から潰瘍が拡大し壊疽に至ることもあるため、早期発見、早期治療が大切です。

 いわゆる糖尿病や下肢の血流障害のあ る足病変のハイリスク患者さんだけではなく,す べての人々が頻度や内容は違うにしろ受けるべき ものといえます。それは,その後の人生において 足病変を予防するだけでなく,転倒なども予防し, 人生の最後まで,しっかりと自分の足で歩くため です。  フットケアは医療の分野だけでなく,介護の分 野でも大きな力を発揮します。高齢者の足は加齢 により脆弱化しており,さらには白癬や爪白癬な ど問題を抱えていることが多いため,医療だけで なく介護の分野でもフットケアは大切なのです。 健康な足でしっかり歩くこと,下肢の筋力だけで なくバランスよく歩くことは,転倒予防にもつな がります。

<フットケア(足浴)の実際>

〇足の観察・・・靴下を脱いで足を触り触り観察します。たこや傷、爪の肥厚、履いている靴底の消耗等を見ます。小さな変化でも気づいたことはお伝えし、傷にならないような方法を一緒に考えます。

〇足の感覚チェック・・・足の痺れがないか触って確認します。

〇足の血流評価・・・足の甲やくるぶしあたりにある血管を触ります。

〇足の清潔を保つ・・・血行促進やリラックス効果のために5~10分の足浴や、入浴を行います。

〇保湿・・・乾燥を防ぐため保湿ローションやクリームを塗ります。

〇爪切り・・・ご本人の爪に合わせ爪切りを選択し深爪に注意しながら爪を切ります。

〇セルフケア指導・・・足の洗い方、爪切りの方法、保湿、靴下の着用など、生活状況に合わせた足のケア方法をお伝えします。

以下に、当ステーションで介入している患者様の一例をご紹介します。

訪問初回

皮膚乾燥を認め、特に足の指の角質肥厚と落屑が著しく爪切りができない状態でした。

医師の指示にて毎日訪問し、入浴介助、足浴を行い全身にオイラックスとヒルドイドクリームを塗布しました。

訪問介入してから3週間後

 

週3回の訪問にて入浴介助、足浴を継続しています。

全身の乾燥は継続していますが、足の指の角質肥厚部が除去され指も動かせやすくなり、爪切りもできるようになりました。

 

訪問介入してから12週間後

皮膚の赤黒さがなくなり本来の皮膚色にもどりつつあります。

現在も週3回訪問し入浴介助しフットケアを継続しています。

いかがですか?フットケアの重要性を感じていただけたでしょうか?

みなさまも、ぜひ足の観察からでもいいので始めてみてください。

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

にじいろ訪問看護ステーションは貝塚市、岸和田市、泉佐野市、熊取町、田尻町を中心に訪問看護を提供しています。

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