岸和田市主催！地域ケア会議に参加
5月に岸和田市が主催していた地域ケア会議に、にじいろ訪問看護から作業療法士も参加しました。今回は見学という形での参加でしたが、多職種が集まり、一人の患者様について真摯に向き合い意見交換をしている姿を見学することができ、とても良い経験になりました。
地域ケア会議についてのおさらい
地域ケア会議では、地域包括ケアセンター等により個別ケースを検討する場が提供され、地域の場で他職種間の連携を促進することが出来ます。サービス担当者会議と類似するように感じますが、主催者(ケアマネージャーでなく、市町村が主催)や参加者(自治体職員、包括職員、ケアマネージャー、介護事業者、民生委員、 OT、PT、ST、医師、歯科医師、 薬剤師、看護師、管理栄養士、歯科 衛生士その他必要に応じて参加 。直接サービス提供に当たらない専門職種も参加)の違いがあり、①地域支援ネットワークの構築 ②高齢者の自立支援に資するケアマネジメント支援 ③地域課題の把握を行っています。また、地域ケア会議を重ねていくことで、地域課題の発見や把握に繋がり、それらを共有し対策することで、地域ケアシステムを構築していく大切な役割も担っています。
作業療法士に求められること
昨年、地域ケア会議推進リーダーの資格を取得したものの実際に現場へ参加する機会がなく、講習会で行っていただいた模擬会議の印象しかありませんでした。しかし、今回の見学を通して地域や社会の現場で作業療法士がどのような立場にあり、どんなことを求められているのかを再確認することができ、今後の経験に活かしていきたいと感じました。また看護師、理学療法士、言語聴覚士、ケアマネージャーなどの多職種からの意見を拝聴することで自身のスキルアップにも繋がり、多角的な視野が必要だと再認識できました。
昨今、介護予防に対する国や自治体の取り組みも増加しており、作業療法士が参画できる領域も増えているように感じます。私自身、作業療法士としてのキャリアアップも含め、世間のニュースなど敏感にキャッチしながら邁進できればと思います。
にじいろ訪問看護ステーションでは看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士が在籍しており、予防介護や要介護状態の方々の要介護状態の維持・改善を目標に訪問看護や訪問リハビリを行い、支援させていただいています。癌末期の方や難病、障害をお持ちの方に対しても、その方に合った支援、リハビリを提供出来るようにステーション内で情報共有を行っています。
